「比較文学する研究会」という試み

1999年9月4日開設「比較文学する研究会」は、私の研究者人生のひとつの原点といえます。

現在、文理融合型や分野横断型の研究が主流となりつつあります。私も「医療人文学」など、文理融合型研究を進めています。私のその基礎を作ってくれたのが、他流試合の場であった当サイトです。さらにいえば、オンラインにその場を求めたのは、理系家族の存在があったからといえるでしょう。インターネット黎明期にパソコンという道具を手にした私が、パソコン通信による情報収集を経て、オンライン研究会を開設したのは、自然の流れだったのかもしれません。

オンラインという場に対するさまざまな課題を経て、現在、私の研究対象をふまえると「比較文学する研究会」は一定の役割を終えたといえるでしょう。2025年に、長年、利用していたホームページスペースのサービス終了に伴い、当サイトの存在について考えましたが、自身の研究人生の足跡でもあるこの場を残しておくことが、今後の研究にも活きてくるものと考えます。

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